公開文通
百年の散歩
01 この星にあってほしいものについて
池田彩乃　中村菜月　著
おめでとう/言祝出版
2022

詩人の池田彩乃さんと、美術作家の中村菜月さん、お二人の公開文通が一冊の本になりました。文庫本サイズで、丁寧に作られています。

便宜上「詩人」「美術作家」と付けるのもなんだか歯がゆい、、もっと、まるっと人間同士、ひとりとひとりの会話。
話したいことは、「この星にあってほしいものについて」。
「わたしたちがここにいること、ここにいたことを抱きしめるあたらしい方法として、歩きながら話そう。話しながら、歩いてゆこう。」(本文より)
同意だけではなくて、異なる気持ちも、全く関係のない出来事も、ずるずると引っ張り出されて「私はね・・」と言葉が溢れ出して止まらなくなる、言葉が、感情が、動き出す。長くて気持ちの良い散歩に出かけましょう。

中村菜月さんによる5000字超の書き下ろし「綿雲と鉄アレイ／世界でいちばんやわらかな革命の始め方」と
松本慎一さんの寄稿「散歩は続く」も収録。

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