岩船
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岩船
栗原 洋一 著
書肆子午線
2019
「三津の渡し(舟)」が登場する「去年の舟」を含む
26年ぶりの詩集
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「わが身はすでに/鈴虫の/うつせみの灰の身ならば/いまはただこのいつくしみの思いを/この枯野にしずめ/薄明の灰に帰らむ/おほかたの/常ならぬ世の/秋の果てに」(「鈴虫」より)
1990年代に『吉田』『草庭』の二冊の歴史的な詩集を発表し、以後も世界に対しマージナルな位置で孤独に詩作を続けてきた詩人・栗原洋一の26年ぶりの新詩集がついに刊行。
伊予風土記の逸文をモチーフに伊予松山の伝承や神話と詩人の「現在」が往還する長歌「岩船」とその反歌「櫂ノ歌」からなる表題詩篇「岩船」、広島への原爆投下という「歴史的惨事」に対峙する「宇品まで」「厳島」「創造者」など16篇の作品を収める。
栞=稲川方人/林 浩平
栗原 洋一 著
書肆子午線
2019
「三津の渡し(舟)」が登場する「去年の舟」を含む
26年ぶりの詩集
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「わが身はすでに/鈴虫の/うつせみの灰の身ならば/いまはただこのいつくしみの思いを/この枯野にしずめ/薄明の灰に帰らむ/おほかたの/常ならぬ世の/秋の果てに」(「鈴虫」より)
1990年代に『吉田』『草庭』の二冊の歴史的な詩集を発表し、以後も世界に対しマージナルな位置で孤独に詩作を続けてきた詩人・栗原洋一の26年ぶりの新詩集がついに刊行。
伊予風土記の逸文をモチーフに伊予松山の伝承や神話と詩人の「現在」が往還する長歌「岩船」とその反歌「櫂ノ歌」からなる表題詩篇「岩船」、広島への原爆投下という「歴史的惨事」に対峙する「宇品まで」「厳島」「創造者」など16篇の作品を収める。
栞=稲川方人/林 浩平