山の上の家

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山の上の家
庄野潤三の本

庄野潤三 著
夏葉社
2018

★夏葉社さんHPより

庄野潤三は、戦後「第三の新人」の一人として登場しますが、自分のまわりにある身近なテーマに焦点を絞って、早くから自身の文学を確立しました。
初期の「プールサイド小景」、「静物」などの味わいは格別ですが、傑作「夕べの雲」以降の、長い創作活動を最後まで見ることで、はじめて、庄野潤三という作家の大きさがわかります。
本書は、作家が長く暮らした家をカラーで32ページにわたって紹介しています。

その他、
・巻頭文/佐伯一麦
・私のお父さん/今村夏子(庄野潤三 長女)
・父の思い出/庄野龍也(庄野潤三 長男)
・庄野潤三が家族を描いたスケッチ
・単行本未収録随筆(「わが文学の課題」)
・単行本未収録中編小説(「青葉の笛」)
・庄野潤三とその周辺 /岡崎武志
・「山の上」という理想郷/上坪裕介
・全著作案内/宇田智子・北條一浩・上坪裕介・島田潤一郎
・短編・随筆リスト
・山の上の親分さんとお上さん江/今村夏子(庄野潤三 長女)
などで構成されています。

弊社は2014年に『親子の時間』という、作家の小説撰集を刊行いたしましたが、そのあとがきにて、撰者の岡崎武志さんが

陰惨なニュースを聞くたびに、私は「あーあ、庄野潤三を読めばいいのになあ」
と思うのだった。

と書かれていますが、まさにそう思います。

その文章の正確さ。家族にたいする愛情。
庄野潤三のような作家は、ほかにいません。
読むと、あたたかくなる本です。
書店にて、ぜひ。

★『親子の時間』とあわせて どうぞ。

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