牛たちの知られざる生活

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牛たちの知られざる生活
ロザムンド・ヤング 著
石崎 比呂美 翻訳
アダチプレス
2018

「幼いころ、父や母はよくわたしに“お話”を聞かせてくれた。そこにはいつも、牛や豚や鶏や小鳥が登場した。そんな動物たちの物語を、今度はわたしが語り部となって語り継ぐことができればうれしい」(本書より)

イギリスのオーガニック農場でのびのびと暮らす個性豊かな牛たちの日常(と事件)を、愛情豊かに描き出した動物エッセイ。牛たちは食べたいときに好きな物を食べ、広大な牧草地で思い思いの生活を送っている。日常のユーモラスなエピソードから、出産・子育て・死に際しての驚くべき行動まで、彼/彼女の物語は、いとおしいものばかり。動物たちの心のうちを知ると、見慣れた風景が変わってくる。現代の管理化された畜産とは異なる環境から見出された動物と人間のあるべき関係を、生き生きと伝える一冊。「動物文学の新たな傑作」「小さな古典」と英各紙誌絶賛。

これは小さな古典だ。どこかユーモラスだが、おもしろさは作りものではない。登場する牛たちは、それぞれに豊かな内面と、多様な個性をもっている。著者は長年にわたる経験から、効率ではなく動物のことを第一に考えた農場経営について真摯なメッセージを投げかけている。
――フィナンシャル・タイムズ

まさに目からうろこの一冊である。物言わぬ動物たちが、何も言わないからといって何も考えていないわけではないことを教えてくれる。
――アラン・ベネット(『やんごとなき読者』著者)

知的な発見に心奪われる、チャーミングな物語。動物たち(牛が中心で、鶏やほかの生き物も登場する)を、尊敬と思いやりに値する「個人」として見る視点に貫かれている。魅惑的、感動的で、読み手の心をとらえて離さない。動物文学の棚に新たな名作が加わった。
――リディア・デイヴィス(『ほとんど記憶のない女』著者)

牛たちの知性をめぐる、美しく、心のこもった小さな本。
――ジェイムズ・リーバンクス(『羊飼いの暮らし』著者)

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