菊とギロチン

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菊とギロチン
ーやるならいましかねえ、いつだっていましかねえ
栗原 康 (著)
瀬々敬久・相澤虎之助(原作)
タバブックス
2018

関東大震災直後、急速に不寛容な社会へとむかう時代、女相撲とアナキストが出会った-
鬼才・瀬々敬久、構想三十年の入魂作『菊とギロチン』に、異色の政治学者・栗原康がガブリ寄り!
希代の取組による破壊的創作評伝小説誕生。
瀬々敬久による映画の後日談「小説・その後の菊とギロチン」収録

■著者・栗原康コメント
女はよわいから、男にまもってもらえ? だからなにをされても、妻は夫につくさなきゃいけない? おつとめ、ご奉仕、奴隷かよ。いまからおよそ一〇〇年まえ、女たちが家庭をケトバし、女相撲にとびこんだ。ドスコイ、ドスコイ。女たちがホンキでとりみだす。もうなにが男で女なのか、なにがつよくてよわいのか、なんもかんもわかんなくなるくらい、ぶっとんだことをやりはじめる。そうだ、女力士たちよ、つよさの土俵をふっとばせ。怨念と屈辱にまみれたその身体を熱いダイナマイトにかえて、敵のドテッパラにブチこんでやれ。おら、つよぐなりでえ。爆弾の想像力を生きてゆきたい。パンパーーン!

■原作者・瀬々敬久コメント
脚本の書き直しをやっている時、栗原康さんの著作の数々を心震わせて読んだ。現代をアナキズム的生き方で切り拓こうとする彼の態度に勇気づけられたのだ。そして幸運にも遊撃的著作を書いてもらえることとなる。今回も栗原さんの文章は独特のいわば講談調とも呼ぶべき檄文で、映画『菊とギロチン』が見事なほどに栗原流の血沸き肉躍る菊ギロに読み替えられている。ノベライズとかそんな生易しいものではない。化学変化極まり爆破寸前の爆弾であり、脳天へズドーン小説なのだ。それに感化されてか、自分も思わず戦後史総ざらいの「その後の菊とギロチン」を書いてしまった。乞うご期待!

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